梅雨の合間に庭の草むしり。よくまあ、こんなに茂ったもんだ。
雑草に混じって生えてる薬草。
スギナ、ドクダミ、雪ノ下。たまに天ぷらで食べちゃうし、漬けてチンキにもしちゃう。ミツバは薬味にね。でも、大半は抜いてしまうから、雑草ともいう。
ハーブ王子いわく、雑草の8割は食べれるらしいですよー。
そうだ、紹介したい本があります。
「自然栽培」という雑誌。10年近く前に刊行されたものなんだけど大事に持ってるの。
雑誌の中で、歌人の結城一雄さんが取り上げられています。
結城一雄さんは、広島で原爆投下の翌年、爆心地から1500キロ圏内を歩いて、87種の草を採取されました。
放射されたウラニウムのため、70年間は生物が住めない、と言われた焼野原。そこから、広島復活の先駆者である雑草たちがよみがえった。その姿に感動して記録にとどめてくださった。
そんな内容です。
記事には、岸田真理子さんの素晴らしい画が添えられています。スギナ、タンポポ、ナズナ、ハコベ、ヨモギ、オオバコ
うーん、たくましい!どれも食べれる。薬草で雑草。
草は、必要な場所に生えると言います。
だから、きっと庭に生えるのも理由があるはず。草むしりのときに、ちょっと申し訳なく思います。ごめんねー、むしるのも理由があるの。
次は向かい側の山や林のほうに生まれなよ、と心の中でつぶやくのです。