夏の盛りも過ぎました。でもまだ日中は暑い!アゲハ蝶も頑張れ。

花も根も葉も猛毒で知られるトリカブト。近所の野山に自生していて、ちらほらと青紫の綺麗な花を咲かせ始めました。

もちろん蜜にも毒があるのに、なぜか蜂には効かないのが不思議。いまだにトリカブトの特効薬はないのです。絶対触らずに、秋の風物詩として眺めるのが一番。

葉はゲンノショウコに似てるよね。トリカブトのそばにゲンノショウコも生えてたけど、どちらも花が咲いている今の時期に見ておくとわかりやすいよ。

ゲンノショウコは時々JAや道の駅で乾燥したのが売られてます。民間療法では下痢止めの薬草。煎じてお茶にするとすぐに効くから「現の証拠」っていう名前。別名みこし草。

種(果実)をチョンとさわると、クルリとはじけておみこしの屋根みたいになるの。可愛い。子どもの頃に庭の端っこに生えていて、つついて遊んでました。

はじけるといえばホウセンカ。夏休みの終わり頃に、指でプチっとしてポンとはじかせて楽しんだなあ。最近あまり見かけないけど。小学校の花壇では育てて欲しい草花です。

トリカブトは、漢方ではよく聞く麻黄附子細辛湯とか八味地黄丸に配合されています。冷え取りや痛み、痺れに作用するためには結構大事な役目。「痺れ」というのが、毒草ならでは。

漢方薬ってドラッグストアでは高価。気軽に購入ができないのが残念です。病院では保険適用なのにね。自分の目安だけど、漢方は症状がドンピシャのときは2.3日で改善します。合っていなければ、1週間服用しても効果なし。辛ければ病院へ行くか免疫力を信じるかの二択です。

トリカブト、ホメオパシーではアコナイトのレメディーです。突然のショック状態に利用されます。薬が飲めない妊婦さんにはホメオパシーもあります。賛否両論ですが、私はアリだと思う。バッチ博士繋がりで勉強したけど、深くて手に負えなくてねえ。いまだ手元にある基本のキットも使いこなせず。まあ、機会があれば。

人間は昔から健康を追求する生き物です。植物療法の世界は広いので興味は尽きません。

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きのもと

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