デンちゃんが庭先で不思議な土の塊を発見しました。動物の仕業か?それにしては小さすぎる。写真ではわからないけど、人工芝の上にたくさん点在してます。
「以前から見かけていたけど、今朝はボコボコと多く出現していた(デンちゃん談)」というので、とりあえず人工芝をめくると・・・何匹ものミミズが地面に寝転んでいました。
この子たち?
とはいえ、庭に鹿やハクビシンが来たこともあるので、ここは正体を暴かねば。ググってみると。うーむ、やはり。ミミズ(でもあえて彼らの写真は取らずにおきます)のフン。
こうやってすぐに調べがつくのは便利!ちょっと困るのは、AIには私がミミズ好きと思われるかも。先日も虫の声を検索したら、おすすめ動画がムシムシ大行進状態になっちゃってー。
まあいいか。ミミズには抵抗がないし、むしろありがたい存在だと思ってます。雨の後に道路で干からびているのはちょっと可哀そう。でも、それをアリや鳥が運ぶのも、自然の食物連鎖なんだものね。そういえば、カメを飼っていた時に餌のイトミミズを庭で処分したら、そこだけやたら草がぼうぼうに生えました。ミミズは栄養があるに違いない。土づくりのために自作のコンポストでミミズを育てている人もいたなあ。地球はミミズが作っている土で出来ている、という話もあるらしいです。
ググると、ミミズを研究していた人がいました。なんとダーウィンさん。進化論に対しては個人的には懐疑的ですが、とっても世界的に有名な人。「ミミズと土」という著書がありました。びっくりぽん。
早速図書館へ。
「ミミズと土」はすぐには読み切れなそうなので、この本のエッセンスがつまった「ダーウィンのミミズの研究」という児童書も借りてくることにしました。
ダーウインの研究心はすごい。40年以上ミミズの観察と実験を繰り返していたとは。この本の著者の新妻昭夫さんもまた、たいへんな研究心をお持ちなんだなと感心させられました。こういう方々のお陰で今があるのでしょう。
久しぶりに児童書コーナーにいったら、ほかにも面白そうな本がありました。「土をつくる生きものたち」。p17にミミズのフンが7種類も描いてありました。雑木林には無駄なものが一切ないんだなあ。ヤスデやミミズの絵は迫力がありすぎて見てられないけど、じわじわと雑木林にある自然の完璧さが心にしみる絵本です。
昔、クラスに1人は虫博士っていたっけ。聞いたら今もやっぱりいるみたいです。だんだん忙しくなって、中学生くらいになると地面や空を見なくなるのかな。隙間の時間も、ゲームやラインとか。自分のための時間って、なんだかわかんなくなっちゃわないかな。ボーっと鳥とか見てね。夜空もいいよ。今日は満月です。
ミミズのフンから思いがけず話が広がりました。土を作っているたくさんの生き物たち、ありがとう。